平素よりカサイホールディングス並びに各店舗・サービスをご愛顧いただきありがとうございます。
この度弊社では、新事業として瀬戸内会席料亭・芝四季亭(東京都港区浜松町2丁目)の開店を2024年4月に予定しております。
「芝の歴史・文化を引継ぎ、日本の四季を食で楽しむ」場として皆様にご活用いただけますよう、ご愛顧の程何卒よろしくお願い申し上げます。
これに先立ち、オープン直前の芝四季亭にて春の特別昼食会を開催いたします。
旬の味覚を盛り込んだ瀬戸内会席のランチコースをお召し上がりいただき、
1000年を超えるベストセラー・源氏物語第34・35 帖「若菜の巻」を描いた「新青柳」を、現代最高の地歌箏曲演奏家たちの演奏で鑑賞いただけます。
食前には開園100周年の旧芝離宮恩賜庭園のお花見散歩も予定しております。
この春が忘れられなくなるような特別な一日をお過ごしください。
イベント概要
芝四季亭・春の特別昼食会『美しき音色と美食散歩』
[日程]2024 年3月29日(金)
[集合]11時芝四季亭(〒105-0013 東京都港区浜松町2-10-6)集合
14 時過ぎ解散予定
[定員]10名様限定
お一人様28,000 円(税、演奏会、入場料、お食事代、ウェルカムドリンク1 杯込)
[ご予約・お問い合わせ]
カサイホールディングス株式会社 企画広報室 宛
TEL: 03-5777-2889
2024年4月オープンの料亭・芝四季亭の1階カウンターのお席にて、瀬戸内の魚介を中心とした春の瀬戸内会席ランチコースをご提供いたします。
食後には、2階広間にて特別邦楽演奏会をご鑑賞いただけます。源氏物語第34・35 帖「若菜の巻」を描いた江戸中期の名曲「新青柳」を、現代最高の地歌箏曲演奏家の藤本昭子先生・平野裕子先生のお二人の演奏でお届けします。
※写真はイメージです。お料理の内容は当日の仕入れ状況により異なります。
お食事の前には、今年で開園100周年となる旧芝離宮恩賜庭園を散策いただけます。ガイドに澤内隆氏(文教大学地域連携センター講師)をお迎えし、芝地域の歴史を学びながらお楽しみください。希少な緑色の桜・御衣黄(ぎょいこう)の開花も見られるかもしれません。
[特別邦楽演奏会・プログラム解説]
春爛漫。咲き誇る桜が眼にも鮮やかな京の都の宴。
「新青柳」は、〽されば都の花盛り」と歌い出され、〽大宮人の御遊にも、蹴鞠(しゅうきく=けまり)の庭の面、四本の木蔭、枝垂れて」と歌い継がれます。
十九世紀初頭、京都で活躍した石川勾当と八重崎検校によるこの作品は、源氏物語「若菜の巻」を下敷きに、蹴鞠の宴の際に柏木が女三の宮の立ち姿を見初めるシーンを中心に、華やかな宮廷生活を叙します。
紫式部が「若菜の巻」に描いた「若菜の巻」での光源氏は四十代。生涯の絶頂期から悲劇の始まりともなるエピソードが描かれています。それは柏木と密通しその子を産む女三の宮の登場です。
三月下旬のある日、光源氏が住む六条院で蹴鞠の会が催されます。
頭中将の嫡男である柏木は、飼い猫の引き綱のせいで巻き上がった御簾の隙間から、源氏の正室である女三の宮の姿を垣間見て抱いてはならない恋心を募らせます。やがて二人が引き起こす密通事件は、源氏にかつての苦い経験を思い起させ、その後の半生を暗転させることになります。
[特別邦楽演奏会・出演者紹介]
歌・三弦:藤本昭子(友情出演)
祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)に師事。1995年第1 回リサイタル開催。2001年地歌ライブ開始(全100回開催)。19年高橋翠秋(胡弓)、鶴澤津賀寿(太棹三味線)、善養寺惠介(尺八)と「SATZ」結成。22 年伝承の力 古典の現在開始。文化庁芸術祭大賞、松尾芸能賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞等受賞。21年紫綬褒章受章。)日本伝統文化振興財団理事。日本三曲協会、箏曲女流協会会員。正派音楽院講師。「藤本昭子の会」代表。
歌・箏:平野裕子
生田流箏曲を古屋富蔵、古屋靖枝に師事。1989年東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。在学中宮城賞受賞。92年同大学修士課程修了。国際交流基金助成海外公演(トルコ、ハンガリー、中国、ロシア、オーストリア、ドイツ公演)に参加。NHK放送出演、CD録音などの他、邦楽鑑賞会・箏演奏の授業を行い、邦楽普及にも努めている。日本三曲協会、生田流協会理事 森の会会員 東京大学箏曲研究会講師 東京藝術大学非常勤講師 生田流鳳友会会長。