Stories #5

ソムリエ安江のご家庭でできるワインペアリングのコツ

暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続いておりますね。
秋といえば食欲の秋。様々な旬の食材に囲まれるこの季節、いろいろなお料理と共にワインをお楽しみいただくのはいかがでしょうか。

今回はカーサ瀬戸内名物ソムリエ 安江が「ご家庭でできるワインペアリングのコツ」についてお話させていただきます。

 

 

安江 健太郎

(イタリア政府認定ソムリエ)

 

 

レストランでサービスをしていると、ご家庭でワインを選ぶときにどう選んだらいいかわからないとうお声をよく耳にします。

そんな皆様に、押さえておきたいペアリングのポイントを2つお話しいたします。

安江流「ご家庭でできるワインペアリングのコツ」

お料理に含まれる水分量

お料理に含まれる水分量

まず1つ目のポイントはお料理に含まれる水分量です。
ワインはもともと食中に口の中で奪われる水分を補う意味合いが強いので、お料理は水分量が少なく、塩気の強いものを選ぶとよいです。

和食とイタリアンで比較してみると、、、
和食は、汁物・煮物・お吸い物など、薄味で水分を多く含むお料理が多いですが、イタリアンは、パン・チーズ・お肉など塩分が高く水分を必要とするものが多いです。
つまり、和食よりイタリアンのほうがワインと合わせやすくなる、ということです。

 

調味料に置き換える

調味料に置き換える

2つ目のポイントはワインを調味料と置き換えて考えることです。

「魚には白ワイン、肉には赤ワイン」という定説がございますが、その定説を覆す安江流は「レモンを絞っておいしい料理には白ワイン、コショウなどのスパイスをかけておいしい料理には赤ワイン」でございます。

例えば日本人が大好きな鰻の蒲焼。熱々の鰻にかける調味料といえば山椒ですよね。

このようにお魚料理でもスパイスとの相性がいいものは赤ワインがよく合う、ということです。

 

さて、ここまで読んでいただいた皆様、今夜はお食事と共にワインを飲みたくなってきたのではないでしょうか。

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