Stories #6
オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテルの敷地内にある大きなタマゴ。
この作品は3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の作品の一つです。
瀬戸内国際芸術祭とはアートを道しるべに、心癒す瀬戸内海の風景と、そこで育まれた島の文化や暮らしに出会う、現代アートの祭典です。
もともとゴルフ場だった場所に設置された、この大きなタマゴは三宅之功(みやけしこう)さんの「はじまりの刻(とき)」という作品です。
夕陽を浴びて島とともに生きる命の象徴。
己の記憶は朧げにはじまり、いつの日かこの世に存在していることに気づく。
この世のすべては一期一会。その時、その瞬間の出来事。
いまははじまりのとき。
もっと知る → 三宅之巧公式HP 、 はじまりの刻 、 オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテル
この作品を訪れるおススメのルートは2つ。
1つめは、ホテルの建物からのお散歩ルート。
瀬戸内海を一望できる芝生広場をのんびり歩いて10分ほど下り、道を1本渡ると卵が出現。
海の青と芝生の緑、そして空の青。
周りの色味が映り込み、時間によって作品の色味が変わります。
もう1つは、夕陽の丘展望台から上がってくる方法。
瀬戸内国際芸術祭の会期中は、アートのすぐそばまで車でお入りいただくことができます。
期間外にも、展望台の駐車場からは坂道を上がって3分!
卵に近寄り後ろを振り返ると、穏やかな瀬戸内海が広がります。
作品の表面には割れ目があり、植物の種が風でここにたどり着くのを待っています。
雨が潤いを与え、この夕陽ヶ丘の地で新たな命が芽吹きます。
瀬戸内国際芸術祭の秋会期は9月29日から11月4日まで開催されますが、この作品は期間外でもご覧いただけます。
また、ホテル本館の一角には三宅之功さんにいただいた「はじまりの刻」の制作時にできた陶器のかけらも展示しております。
ご宿泊でないお客様も、ぜひお立ち寄りくださいませ。
皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。